先日有難くも早速、雪組「ベルサイユのばら」を観劇する事ができました。
全体的にめちゃくちゃ良くて、王道ながらに何度も通いたくなるベルばらでした。
やはりベルばらは、こうでなければ。
その感想は、また日を改めてじっくり書きたいと思います。(追記:書きました↓)
今回特筆したいのは、かなり貴重なジェローデルの代役公演を観た事。
あれ?なんか若い?
観劇前、私は構成や新場面などのネタバレを徹底的に避けたかったので、ネットやSNS関連の情報をシャットアウトしていました。
そして劇場改札では、混雑していた事と、早く客席に向かいたかったので、休演代役の立て看板の存在を見逃していました。
その為、ジェローデルが代役になっているのに気付いたのは公演が始まってから。
プロローグ後、オスカルと共に現れるジェローデルですが、(あれ?諏訪っちではない?)(なんか幼いというか若くない?)とメイクの違いでは説明のつかないくらいに別人で混乱しました。
(律希くん?!)と理解が追い付いたのはしばらくしてから。
本役の諏訪っち(諏訪さき)に何かが起こり、急遽、新人公演でジェローデル役の律希くん(律希奏)が演じている…。
しかも律希くんは109期生、まだ研2です。
研2であれは凄すぎる
急すぎて、恐らく衣装もカツラもお直し無しで着ている感じはありました。
ジェローデルは主要な役なので、どうしても上級生との絡みが多く、その中に混ざると明らかにまだ幼く見え、少し浮いている感じはありました。
しかし演技の方は、急遽とは信じられない程に、しっかりしていました。
特に2幕は、バスティーユを語る長台詞もあり、ストーリーテラー的な重要場面目白押し。
にも関わらず、台詞に詰まる事もなく、聴き取りやすく、棒読みでもなく。
泣きだしてもおかしくないくらいの状況で、本当に立派に演じていました。
もし宝塚にそこまで詳しくなければ、代役とは気づかなかったかもしれない。
諏訪っちは前日は出ていたとの事だったので、本当に急に、もしかしたら当日代役を言われた可能性すらあります。
いくら新人公演で同じ役を演じるとはいえ、まだお稽古が始まっているかどうかも不明。
仮にもうお稽古していたとしても、あの出番量、台詞量、そして重要な役を、初日が明けたばかり、しかも急遽にも関わらず、たった研2で滞りなく務めたのは凄すぎます。
めちゃくちゃプレッシャーがあったであろう代役を、立派に務めてくれたおかげで、公演時間が遅れる事も、当日中止になる事もなく、素晴らしい観劇をする事ができました。
律希くんの頑張りには本当に感謝しかないです。
代役は律希くんのまま?
火曜日から諏訪っちが無事復帰できると良いのですが。
代役当日は、劇場での看板でのお知らせはあったけど、サイトでの発表がなかったので、怪我でなく突然の体調不良の可能性もあるのかなと心配です。
仮に復帰が難しい場合、フェルゼンは火曜以降は、上級生が代役になる可能性が大きいと思います。
やはり大きな役ではあるので。
あと、最後のパレード階段降りは、本来はばまい(音彩唯)と諏訪っち二人で降りてくるはずが、当日は、はばまい1人降りでした。
下級生すぎる律希くんが同時に降りるのは難しいので、1人降りだったのだろうと思います。
ずっとはばまいを1人降りにさせるわけにもいかない、というのもあるかと思います。
ただ観劇時は、はばまいのあまりの堂々たるオーラに、元々1人降りだったのかなと思う程に全く違和感なかったです。
さいごに
新人公演で同じ役を演じるとしても、上級生に囲まれて本公演で演じる事は物凄く貴重な経験だったと思うので、この頑張りを大きな自信に変えてほしいです。
劇団も評価してほしい。きっとされているでしょうね。
これからの成長も楽しみです。
本当に立派に代役を務めていました。
最後にロケットダンスで彼女を見つけた時、本来ここに出ている子が急にジェローデルだもんなと改めて驚きました。
色々なイレギュラーに、とっさに対応できる雪組のチームワークも凄い。
そして私も貴重な舞台を観る事ができ、それもプラスして素晴らしい舞台を見せて頂いた事に、より感激しました。
律希くん大役お疲れさまでした。
諏訪さんの早期復帰を願います。
そして公演が、千秋楽まで無事に駆け抜ける事ができるよう祈っています。
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