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雪組「ベルサイユのばら」各キャスト感想②

前回、主要キャストの感想を書きました。(フェルゼン、アントワネット、オスカル、アンドレ)

今回はその他キャスト、印象に残った方々を順不同で書いていこうと思います。

目次

ジャンヌ・バロワ・ド・ラ・モット(音彩唯)

いやもう今回のMVPです。

はばまい(音彩)良すぎた!!

今回34年ぶりに再登場したジャンヌ。めちゃくちゃハマっていました。

主要メンバーに次いで印象に残る役どころ。

ジャンヌの存在は、物語のメリハリをつける為に重要な役割なので、演技や役作りが肝だと思うのですが完璧でした。

開演前、プログラムでのジャンヌの写真を見て、更に期待値爆上がりでした。

写真からもジャンヌの野心がメラメラと伝わってきました。

原作に忠実に、目の下にホクロあり。

見た目は小悪魔みたいな可愛さなんですが、話し方がまぁお下品で最高!

「船が沈む前に、ネズミは逃げると申しますから」の言い方が特に憎たらしくて良かったです。

ただ、ギロチン台の場面で、ソロの歌がカットされていたのが本当に残念でした。

あれ何故カットになったんでしょうか。

歴代歌うまジャンヌが担当してきたソロは、はばまいなら絶対適任だと思うのに。

市民の怒りと狂気が存分に伝わる場面だと思うので、ここが少し短めになっていて残念でした。

その代わり、一幕冒頭の仮面舞踏会で「あぁパリの夜」と美声なソロがあり、歌の見せ場はあります。

その時の頭飾りが大きな三日月で、それもすごいインパクトでした。

この仮面舞踏会では、他の娘役貴族の頭飾りも皆凝っているので、それを見るのも凄く楽しいです。

はばまい、近くで見るとめちゃくちゃ小顔で首が長く、周りの生徒さんも小顔なはずなのに更に一回り小顔で、それも印象的でした。

次回ベルばらを観劇しても、ジャンヌが出ている所はジャンヌばかり観てしまうだろうと思うくらい、最高のジャンヌでした。

モンゼット伯爵夫人(万里柚美)/シッシーナ伯爵夫人(杏野このみ)

ジャンヌに続き、モンゼットとシッシーナのお二方。

この二人も抜群の存在感でした。そして美しい。

これまでのモンゼット、シッシーナって、美魔女というより、一時期オカン感が強めの完全お笑い要因だった印象があるんです。

しかし、今回この二人は完全なる麗しきご婦人方。

そして、中身は相変わらずオスカルとフェルゼンの強火オタでした。

オスカル担のモンゼット、フェルゼン担のシッシーナは、客席にどちらが素敵かを客席に問い掛け、拍手を募ってきます。強い。

あれは客席参加型で楽しい演出でした。

自分が観た回は、どちらもイーブンでしたが、まだ初日始まったばかりだからか、どちらも拍手が小さめだったような気がします。

日を追うごとに客席もノリノリになってくると思います。

お二方それぞれの推しを見つめる瞳や仕草は完全に乙女。

しかしだからこそ、2幕のギロチン台での運命がより残虐に感じて恐ろしいですね。

この2人の麗しさと浮世離れした感じが、ノコノコとパリにやってきそう感を醸し出していました。

そして二人とも上級生娘役なので、所作やカツラ、飾りなど見ていて楽しかったです。

ブイエ将軍(悠真倫)

柚長(万里)に続き、専科が続きますが、ブイエ将軍も物凄く印象的でした。

出番は少な目なんですが、これまで観たブイエ将軍の中で恐らく最弱。

物凄く偉そうに命令するんですが、オスカルに剣を向けられている間は、若干プルプル震えているというか、「いや、ちょっとタンマ」みたいに怯えていて、小者感が凄かったです。

言い返すも、再び剣を向けられるとまたちょっと怯えていて、退散も早かったし説得力ありました。

そんな大げさな演技ではないのに、細やかなお芝居が流石専科さんだなと思いました。

次回も怯えるブイエ将軍をじっくり観察したいと思います。

アラン・ド・ソワソン(眞ノ宮るい)

登場はかなり少ないです。

パリへの出撃前、アンドレに「目が見えていないんじゃないか?」というシーンは今回ありませんでした。

それゆえ、登場がかなり希少。

アランという役を知らなければ、正直、他の衛兵隊とあまり変わらないくらいのポジションでした。

しかし、眞ノ宮くんの演技は昔から凄く好きで、今回もそういった少ない出番にも関わらず、印象が残りました。

眞ノ宮くんは、7年前の「ひかりふる路」で、ヒロインのかつての婚約者役をやっていた時から、物凄い演技力の子だなと思っていました。

貴族であるがゆえにフランス革命で市民に襲われ、その最中にヒロインを逃しますが、自身が殺されてしまう役どころ。

その時、ほぼ台詞は無かったのですが、ヒロインの幻の中に出てくるかつての優しい婚約者の笑顔、そして(マリーアンヌ)と口だけの動きでセリ下がっていく演技に(恐ろしい子…!)となったのです。

台詞なしであれだけ泣かせられる表情、表現力は当時から凄かったです。

バスティーユの場面で、戦死したオスカルに剣を掲げて敬意を示すのですが、やはりあの所作だけでも泣かせてくるものがありました。

無言の演技、物凄いです。ぜひご注目あれ。

ただ、アランと言えば開襟しているイメージがあったので、今回襟をきっちり締めていて「更生したアラン」て感じになっていました。

アランといえば、やはり襟は開いていてほしい。

ロザリー(野々花ひまり)

今回で退団してしまう、ひまりちゃん。

数々のヒロインを演じてきましたが、その集大成に相応しい役どころではないでしょうか。

オスカル編と違いロザリーの登場が少な目ですが、今回は2幕冒頭でベルナールと共にキレキレに踊り、カッコ良いロザリーが観れました。

アンドレに「オスカルに会うのは久しぶりだろう」と言われて「はい♪」と、めちゃくちゃ嬉しそうに袖に捌けていくさりげない演技も、アントワネットの牢獄場面でのロザリーも凄く良かったです。

脱線しますが、「その微笑みを絶やさないでくださいまし」と言いながら、スウェーデン兵とタイマンを張ったはずのフェルゼンを止める事ができるロザリーの腕力ってめっちゃ凄いなと毎回思います。

最後にパレードで夫ベルナールと降りてくるロザリーですが、ドレスがめちゃくちゃ華美で素敵でした。

今までのロザリーのドレスってピンク色で少女っぽいイメージでしたが、今回は色が違ったような気がするし、貴族のドレスと変わりないデザインだった記憶です。

退団への餞別でしょうか。もう一度見直したいと思います。

ベルナール・シャトレ(華世京)

主要キャラに続いて、歌はありませんが登場が多く目立つ役どころ。

これを研5で務めているのだから、若手のホープとして期待されている感がかなりありました。

2幕プロローグの市民のダンスでも目立っています。

けど本当はここ「愛する者の為に」を観たかったんだよなぁ…。

全体的に、本当に研5?と思う程に堂々した姿と台詞量でした。

パレードの階段降りメンバーにも入っているし強つよです。

ひまりロザリーとの並びも良かった。

次回、もう少し細かく見てみたいと思います。

以上がその他キャストの感想です。

まだ一度しか観ていないので記憶が曖昧な所もあります。

雪組はお芝居がうまい生徒さんが他にも沢山いるので、まだ書き足りないし観たりないです。

次回観劇した際に更に追記したいと思います。

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