あなたはインド映画「RRR」をご存じだろうか。
はじめに
私は初めてこの映画を見たのが今年の2月末と遅めながら、5月現在で3回見ています。時間があれば毎週見たいくらいです。そしてまた近々4回目を見に行こうとしています。
今まで見た映画の中で1番面白かったと言っても過言ではありません。
この記事ではネタバレ無しで、映画鑑賞前に予習ができる内容を書きたいと思います。
【ネタバレなし】あらすじ
舞台は1920年代のイギリス植民地時代のインド。
主人公は2人。
内なる大義を秘めた警察官ラーマと、心優しきゴーンド族リーダー、ビーム。
物語は、ゴーンド族が暮らす森にやってきたイギリス人の総督夫妻が、身勝手な理由で部族の娘を連れ去る場面から始まります。
その頃、命がけでイギリス人上官の命令を忠実に守りながらも、インド人という理由で昇進が叶わない警察官ラーマ。彼にはどうしても昇進しなければならない理由があります。
一方ビームは、ゴーンド族の仲間3人を伴い、少女を探す為に身分と名前を偽り、首都デリーへと繰り出し潜伏生活を開始します。潜伏時、ビームの偽名はアクタルです。
少女奪還の噂を聞きつけた総督府は、この奪還に来たゴーンド族を生け捕りした者を特別捜査官に昇進させると宣言します。
ラーマは昇進を果たす為、警察官の身分を隠しながら反英活動家の集会へと出向き、部族の足取りを掴みます。
そんな中、ひょんな鉄道事故から運命的な出会いを果たしたラーマとビーム。
彼らは、お互いの素性と目的を知らないままに深い友情を築いていきますが・・・。
もうここまでの事前知識があれば、あとは映画を見るだけでOK。
というか、むしろこれ以上はあまり何も知らない状態で見に行った方が楽しめるはず。
音楽、映像、ダンス、アクションは迫力があり臨場感たっぷり。
特に効果音は、登場人物の心の内を明確に表現しているので共感性が凄いです。主人公を一番近くで見ているような感覚になります。
それら圧巻のクオリティに交じる若干の丸分かりCGや、アクション時に垣間見える地面の下に敷かれたマット感など、多少のアラを感じる所にも謎の安心感があります。
ここに書いた内容は全体の1割程度かもしれません。後はどんな展開が続くのか、ぜひ劇場でご確認ください。
鑑賞前のQ&A
- 上映時間3時間は耐えられますか?
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大丈夫です。
飽きが来ない展開なので3時間あっという間です。
あまりのスケールのデカさに「そうはならんやろ」「なっとるやろがい」状態が繰り返されるのですが、脳内ツッコミが追い付かない程に物語の展開が次々と押し寄せます。通常映画のクライマックスがこの映画では10回以上は訪れます。
- トイレは大丈夫ですか
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どうしてもトイレが心配な方は、出口近くの席や真ん中でなく通路に近い端席を予約すると良いでしょう。あとは鑑賞前にトイレを済ます事と、上映時の飲食も注意した方が良いかもしれません。
- 人物の見分けはできますか?
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見分けが出来なくても大丈夫です。
脚本は分かりやすく、人物の見分けがつかなくても何となく後で繋がるようになっています。
序盤に、暴動で投石してラーマに追いかけられる人物は只のモブキャラという事だけ覚えておいてください。私は初回これをもう一人の主人公ビームだと思ってしまったので、ちょっと混乱しました。この映画はモブでも凄い動きをします。
- グロ耐性がなくても大丈夫ですか?
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たぶん大丈夫です。
私はグロ耐性がなく、デスゲームだったりわざと残虐な行為をする映像がとても苦手なのですが、この映画は大丈夫でした。爪を剥がれたり目に何か刺さるみたいなそういうのは無いので。
ただ殴る描写は何度も出てくるので、暴力行為が苦手な人は難しいかもしれません。
銃撃や鞭打ちもありますが、傷口が物凄くグロいとかは無いです。大きな音が苦手だったり、暗闇でパニックになりやすい人は注意が必要です。
さいごに
昨年10月に映画が公開されてから、未だ上演を続けている映画館もチラホラあるので、その人気やリピーター率の高さが伺えます。
また、今年3月にアカデミー賞で歌曲賞を受賞した事も、更に話題と集客率に繋がった理由だと思います。
私の住む大阪、シアタス心斎橋は、1日3~4回上映と狂ったスケジュールを続けており、しかも全回 完売、館内人気連日ランキング1位と物凄い盛況ぶり。しかもまだ上映終了期間は未定との事。
上映が終了する前にお近くの映画館で見てみて下さい。
インド映画といえば歌って踊るコメディ映画だろう、という概念がぶち壊されるはずです。
【朗報】RRRをご自宅で
とはいえ、お近くの映画館が既に上映を終了している、なかなか時間が合わない、自宅で楽しみたいという方に朗報です!
ついにRRRがご自宅で視聴できるようになりました!!!!
まだ観た事の無い方も、もう何度も見ている方もご自宅であの感動を!!
自分の好きなタイミングで観れるので飲食し放題!!トイレの心配もなし!!!
現時点では購入形式での取り扱いとなりますが、なんと画質はHD、音質もDolby 5.1chのようです。
しかも従来通りの字幕に加え、吹き替え版も用意されました。
吹き替え版のRRRも一味違った楽しみ方が出来そうです。テルグ語、英語など様々な言語が行き交う映画なので、その辺のアレンジも気になります。
値段は以下の通り。
Amazon Prime Video:2,500円(HD)/2,000円(SD)
GooglePlay:2,500円(HD)/2,000円(SD)
U-NEXT:2,750円
Apple TV:2,546円
https://news.yahoo.co.jp/articles/6586aa9e0d9a84d8b29a66e163d1ed2e9527589d
ぜひこの機会に一度RRRの世界を体験してみてください。後悔はさせません。
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