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一気に出た、宙組関連のあれこれや再びの文春記事に思う

宙組について書くのは、4月末に宙組公演の「出演者一覧」が発表されて以来。

今まで静観してきました。

結果、飽きれて触れるのもどうしようかと思っていましたが、最近になって一気に色々と荒れた株主総会、脅迫者逮捕、文春報道など、たくさんのニュースを見たので、自分なりに感じた事を書きます。

劇団、宙組に対しては否定的な感想なので、宙組の再開を心から喜んでいたり、観たい人だけ観たらいいじゃんと思う人は読まない方がいいかなと思います。

あくまでも個人の感想です。ご了承ください。

目次

宙組関連で驚いた事

まず正直に、前回のブログを書いた後に驚いた事は、今回の公演での退団者がいないであろう事でした。

前回は、出演者一覧が発表されただけ、集合日はまだなので、今全員の名前があり、出演するという事で叩かれているけれど、もしかしたらこれで最後と思って舞台に上がる人もあるだろうから、と若干擁護気味な感想を持ちました。

このような形での特別公演がある事は、他の下級生や経験を積めていない生徒、ファンの為にあって良かったと思います。

しかし、名前が挙がり、遺族にも謝罪を求められた生徒が、この公演に立つ事自体どうなのか、でもこれで最後と思って立つのなら必要な舞台だと思っていました。

しかし静観した結果、(え、辞めないんだ?)というのが、1人のファンとして率直に思い浮かんだ正直な感想でした。

合意会見でも、株主総会でも劇団は、

「これまでの厳しい指導がハラスメントに当たる認識が無かった、本人たちに悪気はない。本人たちも反省している。よって個人的な処分もない」

という旨の説明をしました。

つまり、問題が起こった時の上級生もほぼ変わらずのまま、公演を再開する事になったのです。

このまま名前の挙がった生徒が組に残り続ける限り、依然として宙組は色眼鏡で見られ続ける。

それは容易に想像できる事なのに、なぜ劇団は、そしてなぜ当該生徒はそのまま組に残るのだろう、と正直思ってしまいました。

舞台人の人生を勝手にどうこう言う事について、ファンとして残念ではあるし、そういう事を言っていいのだろうかとも思います。

しかし、組内で自死に追い込まれるくらいの環境があった体制が、そのまま再始動するという事は、やっぱりおかしな話ではないかと思います。

しかも、事件当時の宙組プロデューサーも変わらず続投との事。

続いて、何事もなかったかのように全国ツアーが発表された事にも驚きました。

この事について戸惑っているファンの声は多いように感じます。

やはり、多くの人はこのままの体制で続ける事に疑問を持っているのではないでしょうか。

もちろん再開を喜ぶ声はおかしいだとか、そういった批判をするつもりはありません。

嬉しい人は嬉しいで良いと思うのです。

株主総会での反応に思う

先週の株主総会でも厳しい意見が飛び交ったようですが、

「何の処分もないまま舞台に立たせるのはおかしい」

これは、世間一般の感覚ではないかと思うのです。

現代の企業なら、パワハラ認定された社員は異動なり、何らかの処分があるのが通常ではないのでしょうか。

「本人たちに悪気はない、劇団が悪い」と、何の処分も下さなかった事は、かえって当該生徒を矢面に立たせるのと変わりない行為だと思います。

最終的に舞台に立つ事を決めたのは彼女たちで、同じく、その舞台に立つ決断をした下級生達も自らの意思なのでしょうが。

ファンは擁護してくれますが、世間や、取引先企業、これからの受験生などの方を意識しないと、マズいのではないかと思います。

ついでに、株主総会での角会長への退任要求について、「自分はもう年なので来年には」と意味不明な回答をし、結局見える形で責任を取らされて辞めたのって、前理事長の木場さんだけだったのではないかと思いました。

あとは、偉い人たちの給料が少し減給になったぐらいで、人が亡くなっているのに、本当にほぼ誰も責任を取っていないに等しいのではないのか・・・。

一気に出たポスターとグッズ、公演メニュー

これまでずっと公開されず、もう無いのではと思われていたポスターが、今週火曜日に公開されました。

大階段で寄り添う宙組トップスターとトップ娘役のツーショット。

シンプルで宝塚らしく、状況が状況でなければ素敵なポスターでした。

そして、公演グッズや、謎とされていたプログラムの存在、公演メニューも同じく発表。

これ、株主総会終わるまで待ってなかった?と邪推していまいました。

株主総会前にも、組長とトップによるスカステの稽古場情報、キャストボイスなどが公開されていました。

公演再開にあたってスルー出来ない事かもしれませんが、本当に何事もなかったムーブになったんだなと若干引きました。

脅迫メールを送った男の逮捕

そして飛び込んできた劇団脅迫者の逮捕。

去年11月に、爆弾を仕掛けて危害を加えるといったメールを劇団に送ったそうです。

「ニュースを見て、歌劇団の組織が許せなくなった。以前、自分が職場で受けた不当な扱いと重なった」などと容疑を認めているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/86adc37626760b038780197d228b97f54c7a0993

この動機が怖すぎます。

というのも、劇団がこのまま世間に批判されるような動きをする程、こうやって義憤にかられた何者かが再び現れるのではないかと思うのです。

以前も、劇団に脅迫のような手紙が届いているという報道がされていました。

「生徒を守る」というのは、こういった面から守る必要があります。

「彼女たちに悪気はない。本人たちも反省している」と、守るのは違うし、逆効果なのではと思います。

改革とは

宙組初日を前日に控えた水曜日、文春電子版で「現役の星組生とからの訴え」という内容が掲載されました。

どこまでが本当で嘘かは分かりません。

その記事によると、

①事件後の改革で、公演時間は減ったが、その分自主稽古が増え、前より負担が増えた。

②RRR公演中、コロナに罹患した生徒が正直に劇団に報告した事で新人公演が延期に。上級生はコロナを劇団に報告した事について激怒。他の生徒に対しても「体調を崩しても言うな」と口止め。

③組プロデューサーは居眠りをしたり、生徒の相談を漏らして機能していない。

④改革案のあった組内ルールの統一も、頓挫しているとの事。

いや、あの「改革」って何なんですか?

今でもたまに劇団ホームページに「改革についての進捗状況について」というお知らせが更新されています。

「アドバイザリーボード」「グループについてのガバナンス強化」など、それらしき事が書かれていますが、この生徒の訴えが本当なのであれば、全く意味をなしていない。

そして、あんな事件があったのに組のプロデューサーが居眠りなどをして組全体を見ていない。

というかもうプロデューサーは阪急社員でなく、外部や専門家が務めればいいのではないかと思います。

「コロナに罹患した事を言うな」も、事件が起こる前の宙組の全国ツアーでも同じような事があった、と以前週刊誌に書かれていた事を覚えています。

あんな事件があった後も、依然生徒がこのようなマインドなのであれば、やはり何も変わっていないし怖い。

事件後の星組でこうなのだから、あの事件があった時の体制とプロデューサーが変わらないままの宙組の現状って、やっぱりどうなんだろうと思ってしまいます。

あまり週刊誌の事は信じたくないですが…。

最後に

色々と辛辣な事を書きましたが、本当は劇団に対して、生徒に対してこのような事を思いたくなかったです。

しかし日々(え?)と思う事があまりに多すぎました。

宝塚は日々の現実から夢の世界へ連れて行ってくれる場所でした。

宝塚に関して、今でも嬉しいニュースや楽しみなニュースも沢山あります。

宙組初日の幕が開き、また色々な情報を目にする事でしょう。

その時、何を思うのか、また宙組を観たいなと素直に思える日が来たらいいなと思っています。

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