今日午前11時頃、劇団ホームページにて宙組 宝塚大劇場公演の引き続きの中止について発表がありました。
宙組 宝塚大劇場公演『PAGAD(パガド)』『Sky Fantasy!』は、急遽10月1日(日)の公演を中止させていただきましたが、引き続き、10月8日(日)までの公演を中止させていただきます。
ご観劇を心待ちにしておられたお客様には、ご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。なお、10月10日(火)以降の公演実施につきましては、10月8日(日)中にご案内させていただきます。
https://kageki.hankyu.co.jp/news/20231001_1.html
まぁ、それはそうだよな、と思いました。
まだ事件も起きたばかり、状況的にも心情的にもすぐに公演再開はとても無理だろうと。
前例がない公演再開の基準
この件で再開についての判断はとても難しいですよね。コロナのように待期期間何日で、この条件をクリアすれば再開できる、という明確な基準がありません。何より110周年始まって以来の出来事です。前例も何もない。
それに、出演者の中でも「舞台に立ちたい」「今はとても立てない」人がいるだろうし、観客の中でも「観たい人」「観れない人」が同じように存在するでしょう。
再開がどうなるか、どうなっても全員が納得する答えは無いのでしょう。
どうなったとしても、その時自分が思った気持ちを責めないでほしいなと思います。
自分の素直な感情、周りと比較する必要は無いはずで。
状況的にはどうしても、もし再開するならメンタルケア、ご遺族の意向、脚本や演出の変更、代役、それに関してのお稽古期間が必要だと思うのですぐの再開は難しいだろうし、早く再開しようとしてこれらの手順を省略する事は望みません。
劇団が触れた生徒のケアについて
今、心配なのは待機期間中の宙組生と他に関わりのあった生徒達です。
コロナ休演中がとても辛かったという話をよく聞きますが、今回はまた事情が違う待機期間。
一介のファンである自分もずっと考えてしまうのに、一体どのように過ごされているのか、実家に帰ったりご家族に来てもらったり常に誰かと一緒に過ごされているだろうか。
今日11時の休演発表と同時に劇団理事長名義で声明発表がありました。
声明には、外部の専門家に入ってもらい、生徒達のケアに時間をかけ心情に寄り添うとありました。
そして同時に
ご親族への取材や、歌劇団員への取材、憶測での記事掲載などはご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます。
https://kageki.hankyu.co.jp/news/20231002_4.html
との声明も記されていました。
拡散される憶測と週刊誌
昨日のブログにも書きましたが、個人名を出しての憶測や誹謗中傷がネット上に溢れ、また影響力のあるインフルエンサーが取り上げた事で、普段宝塚を知らない人たちにまで今回の事がスキャンダル的に拡散されてしまっています。
某週刊誌は生徒名を出さずとも事件を伝え、最後の文章は「今回の事件について情報を募集しています。〇〇リークスまで情報をお寄せください」で締めくくられていました。
どうあれ今後この週刊誌が情報を元に何らかの記事を書くであろう可能性は高いでしょう。
ここ数年は何度も劇団についての話題を記事にされています。
劇団はこの声明を発表した以上、週刊誌や誹謗中傷に対して毅然とした対応を取ってほしい。
今まで劇団ホームページで牽制のような声明を発表した事はありましたが、その後はきちんと対処されていたのでしょうか。
事実無根なら訴える、そうでないなら専門家を入れて調査する、などの動きある対策をしてほしい。そう簡単な話ではないのかもしれませんが…
何度も何年も機会はあったはずです。
一人の尊い命が失われました。
ここで何かしら膿を出し切って変わらなければ本当に崩壊すると思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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