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在団生徒の訃報と歌劇団の公式発表

何というか朝からずっと考え込んでしまっています。こういった事をブログに書いていいのかも分かりません。

書いては消してを繰り返してこの時間(10月2日深夜)になりました。

一連の事を知ったのが今朝(10月1日)でした。

昨日はネットもテレビもほとんど見ていなかったので、昨日のニュースも全く知りませんでした。

今朝起きて、劇団公式LINEから宙組休演のお知らせが来ていて【複数の体調不良者】という文言が入っていたため、初めはコロナの発生かなと思っていました。

それがXのアカウントを見たら、タイムラインの様子がなんだかおかしい。そこで初めて昨日起こった事と、今日の宙組休演の話が繋がりました。

目次

憶測を事実のように目に触れる場所で語るのはどうなのか

思う事は色々ありますが、まず不確かな情報に引っ張られすぎないで、という事。

個人の中で色々と思う事は自由です。私も色々思う事はありますし考えてしまいます。

不安になって、気持ちを吐き出したくて身近な友人や家族に話す事も自由だと思います。

しかし、それを誰の目にも触れる場所で、きっとあれが原因だとか、具体的な内容を、個人名を出してSNSやブログでそうだと決めつけるような発信をするべきではないのでは、思います。

ただでさえ混乱している中、その発信は誹謗中傷に繋がります。実際、目にしてしまってとても心が痛んでいます。

誰が見ているか分からないし、誰に届くかも分からないのです。

その発信で、犯人捜しじゃないけどファン同士が揉めている投稿も目にしました。宝塚が好きなのは同じなはずなのに、悲しいです。

劇団の対応

憶測であれこれ語られない為には、まずは劇団からの公式な発表が必要だとは思います。まだ公式からは亡くなった生徒の名前も発表されていません。(発表しろという事ではありません)

それにはご遺族の意向もあるでしょうし、どれだけの事をどのように伝えるのか、そういった対応はすぐには難しいだろうと思います。

しかし、例え生徒の名前が出なくとも、ご遺族がそっとしておいてほしいとなったとしても、勿論それは尊重し、しかしこれ幸いと、ただほとぼりが冷めるのを待つ、みたいな対応は絶対してほしくありません。

今まで、何か問題が起こった時の劇団の対応は驚愕や失望するものが多く、内部ってこんなにも腐ってるの?と思わされた事が幾度かありました。

しかし、時代は変わり、すみれのベールがもうボロボロになるほどに、最近は宝塚がスキャンダルの槍玉に上がる事が多いです。

昔のように隠匿できるような世の中では無くなりました。それは最近のジャニーズ事務所に通ずるものがあるなと個人的に思います。

宝塚もこれまで何度も改善できる分岐点はあったと思うのですが。

と、ここまで書いた所で劇団が公式にお知らせをホームページに掲載していた事に気が付きました。

劇団公式HPからのお知らせ

昨日、宝塚歌劇団員の死亡に関する報道がございました。
謹んで心より哀悼の意を表します。
また、ファンの皆様ならびに関係者の皆様にご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。

ご親族の心情に配慮し、詳細につきましては公表を差し控えさせていただきます。
今後は生徒の心身の状況を十分に配慮しながら、対応を検討してまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20231001_4.html

この文章を見た時、関係者も混乱しているのかもしれないけれど正直少しびっくりしました。

このような大きな事態の公式発表に際し、何人かできちんと推敲したのだろうかと疑いたくなるような、どこかすごく他人事のような文章。

最後に劇団理事長なりの署名も無し。

ご遺族の心情に配慮し詳細の公表を差し控える事に関しては、それは当然の事と思います。

しかし「今後は生徒の心身の状況を十分に配慮しながら、対応を検討してまいります」の、

どことなくふわっとした感じが否めないのは、今までの劇団への不信感がそうしてしまっている私の考えすぎなのでしょうか

冷静に考えて、第一報で今後のケアまで詳細に語られる段階ではないだろうから、まぁ今日の所はこの発表なのだろうとも思います。

その一方で【対応を検討】の検討の段階のまま有耶無耶に終わってしまうのでは、とすら疑ってしまう程の不信感もあります。

そのうち公演が再開してショーマストゴーオンで美談になって、今後のケア方針など何も語られないままに、何事もなかったかのように、当該生徒も当該事件もまるで存在などしていなかったような扱いになってしまうような気もしてしまう程、これまでの劇団の対応はトラウマになっています。

劇団は生徒のケアを

いや、逆に何事もなかったかのように振る舞った方がいいのか?いや、さすがにファンも生徒もこのレベルでは何事もなかったかのように振る舞うのは無理なのでは、と思います。どちらが良いんでしょう。分かりません。

劇団にはメンタルケア専門のアドバイザーなりは在中しているのでしょうか。

コロナ禍の頃から疑問でしたし、居ないのならせめてコロナ期間中に用意されていたらいいのですが。

これまで109年の歴史の中で4000人以上のタカラジェンヌが在籍し、このような事になるのは恐らく初めてで、しかしそれは奇跡的な事のようにも思えるのです。

よく考えれば、常に競い、内部からも外部からも批評され続け、批判が直接届くような環境の中で舞台に立ち続ける精神力は驚くべきものです。

しかし、劇団は生徒の精神力に頼るなと言いたい。

これまでのふわっとした対応のしわ寄せは常に生徒にいっていると思います。

今後の再開は

今後、公演再開については、かなり慎重になる事と思います。慎重にしてほしいです。

内容的にも、今回の事を思い起こしてしまう描写があるとの事なので、再開するとしても直しも必要でしょう。

どれくらいの期間を要するのか分かりませんし、今回の公演で退団する生徒もいるので千秋楽までずっと休演する事も難しいでしょう。ただ組子が舞台に立てるメンタルにあるのか。

私は親族を自死で亡くした事がありますが、やはり絶対どうしても(あの時自分がもっと話を聞いていれば良かったんじゃないか)とか(あの時もっと笑顔で接していれば)とか今だにもう10年以上経つのに突然思い出しては自分を責める事があります。

遺族、そして同じ組で過ごした組子は勿論、関わりのあった全ての人が何かしら自責の念を抱いているのではないかと思います。先ほど劇団に対して批判的な事を書いてしまいましたが、劇団内部でも心を痛めている人は当然多いと思います。

今は何より第一に生徒の心がケアされる事、そして劇団の体質が変わる事を望んでいます。

お読み頂きありがとうございました。

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