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宙組公演再開発表に関して正直に思った事

ここ最近、星組千秋楽やトップ娘役の退団発表、雪組全国ツアー、明日には花組の東京初日を控え、慌ただしかった宝塚界隈。

数日前には週刊誌にて、直近に行われた宙組生への説明会での模様が掲載され、そういえば宙組ってどうなっているんだろう、いつ発表するんだろう、この様子ではまだ無理そうだな、と思っていた矢先の今朝の宙組再始動のニュース。

不意打ちだったので驚きました。

目次

ショーのみでの始動、金額、公演期間は妥当なラインか

この度、下記公演より宙組公演を再開させていただきます。

これまでお芝居とショーの2本立て公演をお届けしていたところ、今回は宙組にとりましておよそ半年ぶりの公演となることから、十分な準備期間を確保し公演の万全を期すため、ショーのみの開催となること、ご容赦、ご斟酌賜れれば幸いです。出演者・スタッフ一同、誠心誠意、心を込めて舞台づくりに務めてまいります。

レビュー
『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』
作・演出/齋藤 吉正

わが国初となるレビュー『吾が巴里よ<モン・パリ>』が、欧米視察を経た岸田辰彌の帰朝作品として1927年に上演されて以降、様々なレビュー作品を生み出してきた宝塚歌劇。その110年の節目の年に、積み重ねてきた歴史と、携わってきた先人たちへのオマージュを込めた華麗なるレビュー作品をお届け致します。

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20240413_4.html

以前、宙組のファイナルファンタジーと日本物ショーの演目変更が発表された時、今この状況でできるとしたらコンサート形式くらいでは、と書きました。

なので、新たなショーが準備されるという事に、少し驚きました。

ただ、通常公演の華美なショーというよりは、「レビュー」と作品紹介にも書いてある通り、宝塚らしい王道パターンの内容なのでしょう。

半年以上舞台に立てていなかった組子にとっても、通常通りのガッツリとした公演よりも、ならしというか再開には良い演目なのかなと思いました。

このパターンだと、衣装も、新衣装を多く準備しなくても元々の衣装で使えるものが多いだろうし、複雑なセットでなくともいけそうな感じがします。

音楽も、過去作品のオマージュという名の振り返りなので、新曲を作る必要もなさそう。

公演期間も通常より短く、チケットの値段も約半額なので、衣装やセットも通常よりは予算をかけられないだろうと思うので、そういった意味でもこの演目での再開は最適解かと思いました。

[座席料金]
宝塚大劇場:SS席6,500円、S席5,000円、A席3,500円、B席2,500円
東京宝塚劇場:SS席6,500円、S席5,500円、A席3,500円、B席2,500円

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20240413_4.html

恐らく休憩無しの1時間か、あっても1時間半くらいだと思うので金額としても約半額で妥当ですよね。

◆宝塚大劇場:2024年6月20日(木)~6月30日(日)<一般前売 未定>
◆東京宝塚劇場:2024年7月20日(土)~8月25日(日)<一般前売 未定>

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20240413_4.html

公演期間については、東京は元々の予定より1週間遅れの約1か月間ですが、大劇場は11日間のみの開催。

大劇場での公演は少ないですが、それまでの準備期間がかかるので、仕方ない事だと思います。

お稽古やセットなどの物理的な準備もですが、何より組としてのまとまる準備というか。

先日週刊誌に掲載されていた記事では、4月1日の組での方針説明会での生徒の反応から、組全体で話し合いを希望している生徒の発言もあり、やはり、まだこの時点では全体で一丸となってという雰囲気ではなさそうな事を感じました。

現体制での再開?

ここから書くことは、若干辛辣というか、宙組再開おめでとう!嬉しい!という方にとってはあまり感じの良い内容ではないと思うので、初めに断っておきます。

朝に宙組再開の発表を見た時、まず初めに「おめでとう‼」という感情は起こりませんでした。

再開自体は、いつかは動きださなければ始まらないので、「良かったな」とは思いました。

ただ、もう6月から再開できるのかとは思えど。

上級生にはタカラジェンヌでいられる期限があるし、下級生にとっては他組の同期と、どんどん差が開いていく。

特に109期、108期などの超下級生の事を思うと、再開は本当に良かったなと思いました。

ただ、現体制のまま変わらずの再開なのかな、と思うと何とも言語化できない複雑な感情も湧きました。

まだ集合日でもないし、退団者も分からないので、何とも言えないのですが。

ご遺族との合意書締結も済んで、該当上級生は謝罪文も提出したという事で、形式的には納まってはいるのですが。

これまでの報道、会見、報告書を見るに、ひとりの生徒が命を落とすまでに、組内に何の問題も無かったとは言い難かった事、

そして劇団含め、初めから真摯にご遺族に対応していたとは思えず、これまでの流れを見ていた者としては手放しでは喜べませんでした。

特に上も変わらず、何事もなかったかのように現体制のままいくとしたら、若干引くというか、しばらく宙組は見れないなと思いました。

それが朝にニュースを見てまず初めに浮かんだ感情です。

今回の作品「ル・グラン・エスカリエ」とはフランス語で「大階段」を意味します。

これがどういう意味を持つのか、近々分かるのでしょう。

それによって、この公演を現体制でやる事についての意見も変わる事と思います。

週刊誌に書かれた2週間前の宙組への説明会において、「ご遺族に謝りたい」と話す下級生や、「組全体で話し合いたい」との声が聞かれました。

この2週間で、組内の生徒のケアがきちんとできたのか、納得のいく説明や話し合いは行われたのかも疑問だし心配です。

そういった事がきちんと行われ、納得のいく環境で、お稽古なり再始動の準備が進む事を願います。

ずっと半年以上、贔屓の姿を見れず様子も分からなかった人にとっては、本当に嬉しいニュースだったと思います。

先ほども書きましたが、再開自体は、ファンにとっても組子にとっても良かったなとは思っています。

ただ、なんかモヤモヤな思いは個人的に発生してしまった今日の発表でした。

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