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宝塚 星組公演「RRR」キャストの感想

先日は宝塚「RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~」の全体の感想を書きましたが、今回は各キャストの感想を書いていきたいと思います。

その中でも今回は序列関係なく、印象に残ったキャストを書いていきます。

↓前回の記事

目次

ビーム(礼 真琴)

休養を経て完全復活!

当たり前に歌、ダンス、お芝居全てが超人。

前回の記事に書いた通り、正直観劇前はビームのビジュアルが違いすぎる程に格好良すぎると思った見た目だったけど、心優しく、女性には慣れていない仕草や話し方、リーダー感は映画のビームそのものでした。

むしろ宝塚では、あのビジュアルが正解だったのかもしれない。

そして何より体力と体幹が凄い!全力で歌っているナートゥでも全くぶれず!

鞭で拷問される場面は、両手両足左右から拘束されているのに、絶対に膝をつかない。

あれってめちゃくちゃ体幹や腹筋が無いと不可能なのでは?

そんな拘束をされながら歌う「コムラムビームよ」の声の伸びやかさ、何事?!

劇場にも観客の心にもめちゃくちゃ響く。超人しか成しえない業。

あの日我々は、奇跡を目撃した。

ラーマ(暁 千星)

超人トップスターに次ぐ2番手、当たり前に同じようにナートゥをこなしてしまう。

奇跡の星組。

今までのありちゃん(暁千星)、どうしても顔つきが幼い感が否めなかったので、兄貴感出るのかな?と思ったけど兄貴でしたね。スラっとした長身に、堂々たる立ち姿、闘志みなぎる眼差し。

個人的に、毒にうなされながらもラーマを追いかけようと、ソファから身を乗り出す姿が映画のラーマそのものでした。

今回の宝塚版はビームを中心に展開したので、本来の見せ場である過去の出来事、葛藤は結構カットされていたのですが、その中でも自らの使命や冷徹になる場面、シータを思う瞳の違い、表現が秀逸でした。

トップスターになった時には、ぜひラーマ編でもう一度観たい。

ジェイク(極美 慎)

配役発表前に、ジェイクはぜひ極美でお願いしたいと予想するくらいに、貴族にぴったりの持ち前のロイヤルさ。

映画では一瞬しか登場しないので、どう出番が増えるんだろうと思っていたら、一番おいしい役どころでしたね。ジェイク…お前…ってなりました。

今回このジェイクが、ストーリー含め一番改変されたと思うので、映画ファンは荒れるのか?と思いきや、私も含め、すんなり受け入れられました。

あのジェイクなら仕方ない、そう思わせる程に憎み切れない映画版ジャイアンみたいな奴でした。

あと、ナートゥの時に困惑している立ち姿が映画そのままなので、ぜひ注目してほしいです。

マッリ(瑠璃 花夏)

森から連れ去られてしまう少女マッリを演じた瑠璃花ちゃん、今回の個人的MVPです。

何が凄いって、連れ去られるきっかけになった子守歌の歌声が映画そのまま!あの歌声が日本語になってる!

めちゃくちゃ感動しました。そりゃ連れ去られるわって納得。

ビームと柵越しに歌う子守歌のデュエットは美しいし、可哀相だしで泣きそうになりました。

歌だけでなく演技も上手いですよね。

連れ去られる時の、あまり状況を理解していない、でも困惑している子供のような表情、ビームが今は救出できないと知った時の絶望した表情。

舞台ではカットされてしまったけど、ビームの腕輪を渡されて号泣する場面も見たかったです。

瑠璃花ちゃん、どんどん活躍してほしい。

キャサリン(小桜 ほのか)

こちらも、配役予想で絶対にキャサリンは、ほのかちゃんに演じてほしいと願って叶った配役。

演技と歌がめちゃくちゃ上手いほのかちゃんが、冷徹なキャサリンをどう表現するのか楽しみでした。

しかし、宝塚版では、キャサリン自体の登場や冷徹さは映画より抑え気味。

拷問場面のトゲトゲ鞭を楽しみにしていたのですが、ありませんでした。

その代わり、トゲトゲ鞭や目立った冷酷さが無い代わりに、目や口元でよく映画のキャサリンを表現していましたね。

特に拷問を見ている時のキャサリン、たまに口元がニッと緩んで微笑むんですよ。

常にじゃなくて、たまに緩むのがより残虐性を感じて怖かった。

めちゃくちゃ満足そうに拷問をご覧になっていて良かったです。

エドワード(碧海 さりお)

やはりこの人はお芝居が上手いですね。存在感ありました。

このエドワードは、映画よりも冷酷な奴になっていた気がします。

しかしパーティで歌うキャサリン(小桜ほのか)の歌に耳を塞いでいたり、やはり映画と同じように、哀しき中間管理職というか、日頃夫妻に振り回されているんだろうなという苦労が垣間見れました。

立ち姿、仕草は映画版エドワードそのものでした。

最後にエッタラジェンダに加えてもらっていて良かった。

さいごに

まだまだ魅力あふれるキャストが沢山いて書き足りないのですが、長くなるのでこの辺で。

前回の「1789」でも思いましたが、本当に現在の星組は、歌とダンスに秀でているうえ、お芝居も上手い人が多く、何より組全体のパワーが凄い!

この組体制だからこそ、非現実的な力業たっぷりの元の映画に負けず劣らず、星組の「RRR」をしっかり体現、完成させていたと思います。

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