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雪組「ベルサイユのばら」2階席で見た感想(3回目観劇)

7月24日(水)3回目の観劇にしてMY楽を無事迎えた雪組の「ベルサイユのばら」

チケット難公演でしたが、なんとか3回観劇できた事は幸運でした。

特にこの日はeプラスの全館貸切公演。

オリジナルポストカードまで貰えて有難い。

ダメ元で応募しましたが当選。

2階B席でしたが、SS席センター→A席上手→B席下手、の順で見れたので、奇跡的なバランスの配席でした。

目次

2階B席の見え方

席が後列の下手で、観劇前はきちんと観れるのか不安でしたが着席してみると案外見やすい!

やはり宝塚大劇場は、基本的にどの席も見えやすく造られているなと実感しました。

どの席も、前に座る人次第な印象です。

見切れがあるか心配でしたが、見えなかったのはバスティーユの白旗くらいで、銀橋はよく見えました。

下手の花道もギリ見えました。

案外楽しめた2階席

そして今回のベルばらの演出では、2階席では取り残されてる感がないか心配でしたが、そこまで疎外感はありませんでした。

1幕最後、客席に駆け抜けていくフェルゼンは確かにすぐ見えなくなりますが、舞台上には呆気に取られるスウェーデン貴族たちと、満足気なグスタフ三世が残されており、各々の表情を観るのは楽しかったです。

特に、叶ゆうり貴族の表情の変化は終始面白くて見応えあり!

フェルゼンの謁見から表情がブチ切れていますが、客席へ駆け抜けていく時の表情が(マジであいつ…行きやがった…)と少年漫画のような表情をしていました。

フェルゼンが見えなくなったら、貴族たちの表情を注目して見るのがオススメ。

最後パレードの客席降りも、舞台上にはフェルゼン、アントワネットのや他にも華やかにキャストがいて寂しくないし、客席1列目に降りているキャスト達は見る事ができました。

全く何も見えない、取り残されている、という訳ではありませんでした。

2階席からしか気付かない景色

その他、2階席でしか気づかない仕掛けや構造があり、とても楽しめました。

2階からは、舞台上のあらかじめ開いているセリが見える為、これから誰か上がってくるんだなと分かったり、その上がりに合わせて振付やフォーメーションが組まれているのがよく分かります。

薔薇の装置から現れるフェルゼンとマリーアントワネットの場面も、2階から見ていると、わりと直前に装置の中に入る人影が見えて面白かったです。

最後のフィナーレナンバーでは、舞台上での早替えもよく分かりました。

さりげなく羽根をはずして回収したり、それを隠すようなフォーメーション。

途中、下級生がタオルを持ってきて、後ろを向いた彩風さんが顔を拭いていました。

タオルを下級生に渡す時の一瞬、彩風さんが下級生にお礼していたのも見えました。

今回のフィナーレは最初から最後まで彩風さんが舞台上に立っているので、タオルとかも舞台上になるのですね。とても貴重なシーンでした。

あとはパレードの階段降りで、専科の汝鳥さんと夏美さんが階段を降りず、舞台の両端から出てきている事にも気付きました。

恐ろしいモンゼット夫人とシッシーナ夫人の最期

これは2階席でなくとも注意していたら気付くのかもしれません。

3回目の観劇にしてようやく見る事ができました。

革命広場でのモンゼットとシッシーナ夫人、幕が閉まる直前にギロチン台に連れて行かれています。

この場面はどうしてもジャンヌの方を見てしまいがちですが、注意してギロチン台の方を見ると、市民に腕を引っ張られた夫人達が、ギロチンの階段を登らされている途中で幕が閉まります。

その時の腰が引けたような夫人達の歩き方が凄く怖かったです。

恐らく、裁判無しでそのまま処されるんだろうなって感じ。

直前まで、お笑い担当で、客席からも笑いを誘っていたご婦人方、人知れず処されている演出がとても皮肉めいたものを感じ、革命の恐ろしさが引き立ちました。

ぜひ注目して見てほしいです。

舞台トラブル

この日は2つトラブルがありました。

1つは最後の階段降りでオスカルが「我が名はオスカル」を歌っている時にマイクが入らない時があった事。

そしてもう1つは縣アンドレの台詞が飛んだ事でした。

ロザリーとベルナールがアンドレを訪ねてきた場面。

アンドレ「パリで新聞記者をしている君なら…」の後が続かず「パリが…パリ…」みたいに、ずっとパリって言ってたような気がします。

細かいやり取りは覚えていませんが、その後の華世ベルナールが台詞で修正しつつ、なんとか場面が繋がった感じだったような。

その後は通常通りお芝居は続いていったので、やっぱ台詞が一瞬飛ぶ事ってあるんだな、と思いました。

その後頭が真っ白にならずに平常にお芝居を続ける事ができるのは、さすが役者って凄いなと感心しました。

ちなみにその前の週に観た観劇では、この場面で華世ベルナールのマイクが全く入らず、といったトラブルを目撃したので、この場面は鬼門なのかな。

今回の公演は、普段見ているより、マイクトラブルが多いなと感じました。

まとめ

最後にeプラス貸切という事もあり、終演後に彩風さんの挨拶がありました。

eプラスにかけて、「これからもイー(e)舞台を、そして幸せをプラスできる舞台をお届けしたいと思います」とのコメント。

そして舞台が閉まるまで両手でお手振りをしていて、可愛らしい彩風さんでした。

見納め。

2階席からの観劇は、1階席では見えない仕掛けもあり、舞台全体が見渡せるので、当初言われていた置いてけぼり感もあまり感じないと思いました。

客席降りがあっても、舞台上に人がいなくなる事はないので、舞台上の人の表情を観るのは新しい発見があってオススメです。

2階席でも存分に楽しめるので、ぜひ楽しみに観劇してほしいなと思います。

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