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雪組「ベルサイユのばら」2回目観劇感想

先週、宝塚大劇場で公演中の雪組ベルサイユのばら2回目を観てきました。

初回観想はこちら↓

前回は、SS席という奇跡的すぎる座席で、距離が近く、まるで全てが夢まぼろしのような観劇体験でした。

今回は、1階最後列A席の上手寄りだったので、どう観えるのか心配でしたが、意外と、思っていたよりも舞台が近くに感じ、花道も全体的に見渡せて、ある意味実際に観劇している実感が湧きました。

観劇した日は初日から11日経っていましたが、やはり初めに観た時と比べると迫力が段違いでした。

特にバスティーユと牢獄の場面の熱量が物凄くて、何度も観ているはずの場面ですが、とても新鮮に感動する事ができました。不思議体験。

今回初めてベルサイユのばらを生観劇し、バスティーユからの最後の場面を知らなかった知人は、終演後も言葉を失っている程でした。

「どうだった?」と声を掛けても呆然としていました。

目次

夢白アントワネットの進化が凄い

前回は、ジャンヌの存在感に圧倒されて、ジャンヌ役のはばまい(音彩)に釘付けでした。

しかし今回は、圧倒的に夢白アントワネットに最初から最後まで釘付けになりました。

前回観た時よりも、かなり姫演技が増していました。

前回の感想で、「白羽ゆりさんを思い出した」と書きましたが、今回は白羽ゆりさんのアントワネットよりもっと遡って、89年雪組の仁科有理さんを彷彿とさせる程の話し方になっていたと記憶しています。

仁科さんまではいかないけど、発声やトーンが昔のアントワネットだと感じました。

これぞベルばら歌舞伎。

登場の第一声から(あ、前と違う)となりました。

前回も高貴な感じがしたけど、もっとパワーアップして浮世離れした感じが出ていました。

そして国王の愛を知り、大人になったアントワネットの落ち着きよう、牢獄での演技が更にまた圧巻でした。

スープを飲むだけでも1分以上使っているくらいの尺、静と動。

そしてギロチン台へと登っていくゆっくりとした、しかし凛とした後ろ姿は、時間を忘れてしまうくらいの神々しい姿でした。

この場面が今回めちゃくちゃ印象に残っています。

着信マナー問題

しかし、そんな神聖な牢獄の場面で事件は起きました。

ベルナールからの呼び出しに応じるアントワネット。

居ても立っても居られず飛び出そうとするフェルゼンに

「ベルナール、あなたの親切には感謝します」とアントワネットが制止するくらいの時に、客席から特大の

「♪ピルルル ピルルル」と着信音が…。

恐らく1階席前方だったと思います。

何してくれとんねん。

革命委員会に一緒に連れて行ってもらえよ、と思うくらいに腹が立ったし気が散りました。

初日の幕が明けてから、着信マナーが酷いとSNSでいくつか見かけていました。

他の公演ではあまり見ないのに、ベルサイユのばらは着信報告が多いですね。

やはり普段あまり観ない層が来ているからなのかなと思いました。

どうしていつもああいうタイプの着信音って、スマホとかで聞かないような古のマナー音なんでしょうね。

マイクトラブル

そういえば、マイクトラブルがありました。

1幕、アンドレの元にロザリーとベルナールが訪ねてくる場面。

この場面でベルナールだけマイクが入っておらず、かせきょ(華世)がほぼ地声で台詞を発していました。

一瞬マイクついたり消えたりするも、結局袖に捌けるまでマイクは直りませんでした。

1階最後列でも問題なく聞こえる台詞、そしてそんなトラブルにも動じない堂々とした振舞い。

本当に研5?!と驚く程に落ち着いていました。

気付いた仕掛け

前回見逃した「流血しているアンドレ」

今回はオペラでガン見してみました。

すると、どうやら撃たれた直後、左手に流血を確認。

よく見ると、薄い肌色の手袋にプラスチックみたいな血をつけた物のように見えました。

撃たれる前は上手く隠しています。こういう小道具って見るの楽しいですよね。

そして、フェルゼンが戦死したオスカルに白薔薇片手に「セラビ・アデュー」を歌う場面。

歌い終わると、フェルゼンが持っていた白薔薇の花びらが数枚ハラハラ散り落ちる演出がありました。

あの仕掛けどうなっているんだろう。

スイッチ式なら、歌って歩いている途中に間違って押してしまったらどうなるんだろう、とか考えてました。

他にも何か仕掛けがありそうで次回の観劇も楽しみです。

次回ついにマイ楽になってしまうのですが、余す事なく目に焼き付けてこようと思います。

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