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最高だった御園座パリのアメリカ人感想(ネタバレ無し)

ご無沙汰しております。

もう1年近くブログを書いていなくて自分でも驚きました。

もちろんその間、宝塚観劇はずっと続けていて、そのたびにブログを書かねば!と思ってはいたのですが、なかなかパソコンを立ち上げる気力がなくズルズル…

その間に仕事を退職し、結婚し、今は大阪から名古屋へ移り住み目まぐるしく時は過ぎ。

ようやく生活が落ち着いてきたので、またちょくちょく書いていけたらなと思います。

目次

名古屋に雪組がやってきた!!

名古屋へ越して数か月。

パリのアメリカ人ならぬ名古屋の大阪人、宝塚大劇場が非常に恋しい。

平均2~3週間に1度は大劇場へ通っていた身です。

引っ越し直前、浴びるように雪組「ROBIN THE HERO」とサラのシナモントーストを摂取してきたのですが、日々の慌ただしさと見知らぬ土地に、これらの栄養はすぐに枯渇。

そんな時、御園座に雪組がやってくるとなると、それはもう必死にチケットを取りました。死活問題です。

御園座独自のサイトで取らないといけないし、わりとチケ難だったと思うのですが、運よく1階前方センターと2階2列目センターという神席をゲットできました。運が良かったです。

先日配信もあったので、少しネタバレも込みで舞台の感想を書いていきます。(ネタバレの所は注意書きあります)

観劇中も観劇後も楽しい

御園座「パリのアメリカ人」上演時間スケジュール

元々は同タイトルの映画を元に作られたブロードウェーミュージカル。

そのブロードウェー版をベースに、宝塚のエッセンスを加えアレンジした今回の作品。

ストーリーも分かりやすく、聴き馴染みの良いガーシュイン兄弟の楽曲、お洒落な舞台セット、カラフルな衣装。

タップダンス、バレエなど劇中ほぼ踊ってる!でもお芝居もしっかり!

それぞれのキャラクターは個性的で愛らしく、嫌な登場人物がいない。

雪組メンバーそれぞれに役が合っている。

テンポの良い笑いあり、戦争の重さもあり。

でも変なメッセージ性の押し付けもなく謎場面もなく。

全てのバランスが良い!

全体的に楽しい!!

観劇終わりには、何かしらの楽曲が頭をグルグルして口ずさむ事になると思います。

私はI got rhythmでした。

人によって違うだろうなと思う程に頭に残る楽曲が多かったです。

宝塚が初めての人にもオススメな作品

今回、宝塚が初めての知人とも観劇したのですが、観劇前に簡単なあらすじと、メイン3人の見分け方(服が紫、眼鏡の有り無し)を伝えただけで、1幕も2幕も完全に理解し、かなり楽しんでもらえたようでした。

今回作品の特性上、ラストの大階段や大羽根等いかにも宝塚って演出は無かったのですが、それでも途中のアンリの妄想でステッキや羽根扇、高速衣装替えなど宝塚らしい演出はあるので、今回宝塚が初めてという人にもピッタリな作品だと思います。

そういった意味でも、初めての人が多くなりがちな地方公演に、この作品を持ってきたのは大正解なのではと思いました。

衣装、セット、全てがお洒落で大満足

衣装

衣装は言わずと知れた有村淳先生。

個人的に1番好きな衣装家さんです。

どれもお洒落で好きなんですが、やはり娘役の衣装は本当に可愛いし美しい。

特に香水店の制服と、ボウレル家のお手伝いさんの制服が可愛くてずっと見ていました。

香水店の衣装は早替え有り仕様。

二階からだと、リズの衣装をジェリー朝美が引き抜いている姿を観る事ができます。

あとキャラクター毎に分かりやすい色分けやデザインをしてくれていて親切に感じます。

フィナーレのパステルくすみカラーの衣装とカンカン帽も素敵でした。

余談ですが、有村先生の衣装、作品に一つは阪急電車カラーの生地がある気がする。

舞台装置

大劇場ではない劇場なので、随所に工夫を感じました。

そこまでたくさんセット持ってこれないだろうし、広さの違いもあるし。

特に背景が、ジェリーがスケッチしたであろう木炭画で表現されている演出は、作品にも馴染んでいるしお洒落だしで感動しました。(お稽古場のバレエ教室など)

場面転換を現す表記も、舞台上部のミニスクリーンに映し出されていて洒落ていました。さすがパリ。

セットの溜まり場カフェは豪華です。電飾付きだったし、メイクルームもある。

ピアノも丸々一台、電力発電自転車も面白い。

あと主に下級生が机などの小道具を振り付きで持ってきたり、片付けたりでそれを見るのも楽しいです。

大劇場でも見る光景だけど今回は頻度が高い。

それぞれ役にフィットしながら持ち運びしているのが良いですね。

特にお気に入りは紗蘭クロード。用意している時も片づける時も完全に執事。上品。注目です。

あと奥の方にあるセットで凱旋門とエッフェル塔の影があり、その隣にムーランルージュもあったのが個人的に凄く良かったです。

去年望海さん主演舞台「ムーランルージュ」を観たので、もしかして雪組関連でムーランルージュもわざわざ作ったのかな?と少し思いました。考えすぎかな。

終わり方の急さはあるが

これはネタバレになるので別の記事に書こうと思うのですが、ラストは結末を知らなければ「え?!」となります。

リズを取り巻く3人の男。

果たして結ばれるのは誰か、で最後までハラハラするんですが、最終的には『え?!』となります。

そこに至るまでの出来事があまり描かれていなくて、リズは分かるけど、君いいのかい?と初見ではなりました。

観劇後に、散りばめられた台詞や脳内補完で後々”そうだよね”、と納得はできます。

ただ、すごく唐突に見えたので、男性側のその辺りの葛藤をもっと観たかったなぁと。

ただ気になるのはそこだけだったので、今回の雪組「パリのアメリカ人」本当に最高のミュージカルを観る事ができたと思っています。

あれだけのダンス量どうやって覚えているんだろう、これは毎公演思いますが特に今回の公演ではより強く思いました。

1回観ただけでも消化不良なく満足できるし、チケットがあれば毎日観たいくらいに飽きの来ない楽しい作品だと思います。

雪組の皆様、名古屋へ来てくださり本当にありがとうございます。

今度は、大劇場公演の美しすぎた男を観に行きます(希望)チケット頑張ります。

また別でキャスト感想なども書いていきたいと思います!

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