昨日（4/21）急遽休演した花組公演「アルカンシェル」
再開予定は4/22中に追ってお知らせします、との劇団の記載通り、本日15時に情報が更新されました。
本日の元からの定休日を挟み、4/23（火）から再開予定との事。
この所、どの組も、こういった休演は再開までに1週間近く要していた印象なので、再開の早さに驚きました。
以前までは休演自体がイレギュラーな事だったのに、再開の早さに驚く自分は、休演という出来事に慣れてしまったなと思いました。
休演理由を発表する必要性
昨日発表された休演理由として、
「主要な出演者の体調不良（急な高熱）が判明し、代役等の対応ができず」と、やや具体的な記載をしていました。
個人名は出せないにしても、休演理由を具体的にお知らせしたのは、良かった事だと思います。
これまで理由が明確に書かれていた休演、書かれなかった休演、どちらもあります。
しかし具体的な理由が分からない休演というのは、いらぬ憶測や、犯人捜しのような事がどうしても起こってしまいます。
週刊誌にも真偽不明な休演理由を書かれた事がありました。
もちろん休演に巻き込まれてしまった観客にとっては、本当に気の毒な事ではありますが。
コロナ禍以降、昔は美談とされていた「点滴を打ちながら舞台に出た」だとか、それこそ「熱を出しながら公演に出た」というOGの話が通用しない時代になったと思います。
今の社会も、「急病時に無理をしない」そうなりつつあります。
ましてや労基問題もあって、もう無理をさせて舞台には、企業としても立たせる事はできないと思います。
なので、今後もこういった休演は起こるでしょう。
本当は、そういった中止になった観客の交通費だとか宿泊費を劇団が払えればいいのでしょうが、現実問題やはり難しいだろうと想像します。
金銭面の補償では、チケット代の全額払い戻しが精一杯なのだと思います。
だから、せめて休演理由を明確にする事はマストだと思います。
プライバシーの問題で難しい部分もあるとは思いますが、できるだけ観客が納得できる明確な理由の開示は必要だと思っています。
思ったよりも早い再開と代役について
冒頭にも書きましたが、休演が実質1日で驚きました。
高熱も下がり、陰性が出て公演しても大丈夫との判断が出たのでしょうか。
そしてトップコンビの退団公演ともあって、1日でも穴をあけられないのでしょう。
付近のチケットを持っていた観客にとっては安心できるお知らせだし、再開のスピードに頭が下がります。
しかし無理をさせて再び休演、とならないのか少し心配でもあります。
そして代役についてですが、少なくともトップスターの柚香さんの休演はないと思っています。
というのは星組の「1789」でトップスターの礼真琴さんが休演になった際には、公演再開のお知らせとともに礼さんの当面の休演も発表されたからです。
しかし、トップスター以外の休演や代役の有無は、当日にならないとまだ判断ができないと思います。
もう休演や代役が決まっているのなら、たとえトップスターでなくても前日には発表するべきだと思います。
新人公演日程変更
「アルカンシェル」公演再開の発表と共に、4/25に予定されていた新人公演の日程変更も発表されました。
舞台が中止する前日に、休演していた107期2名（希蘭るね、七彩はづき）の復帰が発表された所でした。
そして、本日、休演していた美空真瑠（105期）、花綺ちさと（109期）も明日から復帰するとのお知らせも発表されました。
いずれも新人公演出演メンバーです。
新人公演日程変更の理由に「準備期間が確保できないことから」と記載されていましたが、相次ぐ休演者でお稽古自体進んでいなかった事が予想されます。
新人公演のチケットを持っていた観客には、払い戻しか、そのままの席番で変更日の5/2に観劇できるとの措置が取られました。
ゴールデンウイーク期間中で別の予定がある、もしくはカレンダー通りの出勤であれば観れなくなった人もいると思います。それは本当に胸が痛いです。
せめて特例として、5/2の新人公演、そして本公演の千秋楽の配信が生中継だけでなく、後から見れるアーカイブ配信でも観れるようになったらいいのになと思いました。
定休日以外の思わぬ休日
ただ、4/25の新人公演が無くなった事により、その日は本公演も無いので完全な休演日になりました。
これは生徒にとっては良かったのかなと思います。
再開の4/23と翌日4/24舞台に立てば休めます。
下級生は新人公演のお稽古になるかもしれませんが、少しでも花組の生徒が休めるといいなと思います。
そして日程が5/2のゴールデンウィークにあたり、公演も18時半スタートになったので、普段よりも配信を視聴できる人が増えたのではないかなと思います。
より多くの人に見守られ、新人公演も無事に公演できる事を願います。
休演時の現実的可能なラインでの対応
今回の休演にあたり
- 休演理由を明確に発表したこと
- 新人公演の日程変更
に関しては良い判断だと思いました。
もちろん該当チケットを持っていた方々にとっては、気の毒な事である事は充分承知しています。
ただ、時代が変わり、社会が変わり、今後も突然の休演は避けられない事だと思います。
そうなるならば、やはり劇団の対応は重要で、都度全員分の交通費や宿泊費も補償できれば良いのでしょうが、現実問題難しいと思うので、可能な限りの対応はこれからも検討、実行してほしいと思います。
- 休演理由を明確に発表する
- 決まっている代役や休演者は当日でなく前日に発表する（代役可能性も含め）
- 一度休演になった公演の配信はアーカイブも可能にする（本当は全公演アーカイブ対応してほしいけどDVDやブルーレイの売上が下がると思うので）
あたりが、現実的に可能なラインかと思います。
できれば幕は閉まってほしくないけれど、今後の為にも真剣に検討をお願いしたいです。
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